概要

「電子書籍で個人出版してみたい」
という場合の代表的な電子書籍サービスは、AmazonのKindleストア、AppleのiBooksス トア、楽天Koboの電子書籍ストアになります。
それぞれのストアに特徴がありますが、iBooksストアでの電子出版を行う場合、Apple製のiBooks Authorという無料の優れた電子書籍制作アプリを利用できます。

iBooks Authorで制作した日本語の電子書籍は、以前はiBooksストアで配布・販売できませんでしたが、2014年5月から可能になりました。
電子書籍の制作は意外に敷居が高いものですが、iBooks Authorではテンプレートを利用することで、簡単に見栄えのよい電子書籍を制作できます。

また、各種ウィジェット（インタラクティブなオブジェクト）や音声ファイル、動画ファイルを組み込むことができ、より楽しく表現力豊かな電子書籍を作ることができます。

このような「リッチな電子書籍」を販売できるのがiBooksストアの特徴であり、Appleの電子書店で販売するコンテンツをAppleのアプリで制作できる、という安心感も特筆に値するポイントです。

本講座ではiBooks Authorを利用してハンズオン形式でリッチな電子書籍の制作を行うとともに、案外引っかかりやすい「販売アカウントの取得」「電子書籍の入稿」やiBooks Author以外の電子書籍についてもセミナー形式でご紹介します。

修了目標

本講座の受講修了時に、以下のスキル習得を目指します。

• iBooks Authorによるリッチな電子書籍制作の基本を理解します。
• iBooksストアで扱える、iBooks Author以外の電子書籍の概要を理解します。
• 販売アカウントの取得ー電子書籍の制作ー入稿（リリース）の流れを理解します。。

カリキュラム

1. iBooksストアの概要
   • リリースできる電子書籍の形式
   • iBooks Authorの特徴
2. iBooks Authorによる電子書籍制作：基本
   • 制作の準備（文章、関連データの用意、構成の確認など）
   • テンプレートの選択
   • レイアウトの編集
   • スタイルの設定と利用
   • 基本データ（作者、書籍タイトル、使用言語等）の編集
   • チャプタ、セクション、通常ページの制作と編集
   • 動作確認
3. iBooks Authorによる電子書籍制作：応用
   • メディアデータ（画像、動画、音声）の利用
   • グラフ、表の利用
   • ウィジェット（インタラクティブオブジェクト）の利用
   • 用語集の利用
4. 出版の流れ
   • iTunes Connectアカウントの概要
   • 販売アカウントの取得の流れ
   • 入稿（リリース）の流れ
5. その他
   • iBooksストアで販売可能なiBooks Author以外の電子書籍「EPUB」
   • iBooks AuthorとEPUBでできることの違い
   • 独自ウィジェットについて

＊カリキュラムの進度および内容は、受講者全員の理解度・習得度によって変更される場合があります。

使用アプリケーション

iBooks Author, iBooks, Edge Animate

講師

林 拓也

定員

6名(各種申込みサイト合計)

対象

• Macの基本操作を理解している方
• リッチな電子書籍に興味のある方
• 制作を含めた、電子出版のプロセスに興味のある方

料金

29,800円（税込み）

会場

東京・原宿　ロクナナワークショップ

募集締切後のお申込み、お問合せ

本サイトでのお申し込みは、講座開催の1週間前に締め切られますが ロクナナワークショップ内講座概要ページ からは開催前日までお申込みいただけます。

　受講規約など

受講希望の方は受講規約およびよくある質問のページを閲覧していただき、ご了承の後にお申し込みください。